彼の笑顔に勇気づけられて

近くの焼き肉屋さんの前を通ると、いつも美味しそうなカルビの臭いが漂ってきます。
その度に「彼と一緒に食べたいな」と思います。

彼・・・でも、その人は、私の家の前にある会社の社員で、単に毎日挨拶を交わすだけの仲なのです。

いつの間にか彼が大好きになって、彼の笑顔が、だんだん特別のものになってきました。
他の人に対する笑顔とは違うように感じるのです。

じっと私の目を見て、微笑まれると、それだけで幸せな気分になります。
彼は私より10歳も年下で、新入社員のようなので、お給料も少ないと思います。
だから、この夏を乗り切るためにも、栄養のある焼き肉をいっぱい食べさせてあげたいのです。

「会社が終わったら、食事に行かない?」
そうやって誘ったら、彼は笑って「いいですよ」と言ってくれるような気がします。

あした、誘ってみようと思います。